たまには技術的な話をやめて普通の話をしたいなあと思ったので、今回はそんな感じです。
ボカロを聴いて育ったんだ
みなさん、ボカロって普段聴いたりしますか?
同じくらいの年齢の人だと、昔聴いてたけど最近はあんまりかなぁ、って人が多そうな気がします。かくいう私もそんな一人です。
小学生高学年とかのときがピークで一番聴いてたかな、という記憶です。カゲプロ(中二病生産コンテンツ)とかあったし、そんな時期でした。(今Google検索でカゲロウプロジェクトって画像検索したら嫌な記憶のせいなのか変な顔になりました、最悪です)月間ボカロランキングみたいなのも見てた。
自分は小学2年とか3年あたりの頃にうごメモでネットのコンテンツに触れるようになって、そのあとすぐニコニコ動画廃人になりました(原宿くらいからの世代)。ニコ厨とかいう言葉も最近は聞かなくなりましたが。
そんな時期から、曲を聴いているアーティストで今でも好きな人がいます。ピノキオピーです。
いやそれはキノピオやないかい。自分でもたまに言い間違えるけど。
そうそう、この方です。
わざわざこういう記事書くんだからもっとマイナーな人を紹介するのかと思った、と思われてそう?な気がしますが、まあこうやって紹介したくなるくらい好きなんですよ。
紹介する曲もだいたい時代ごとの代表作みたいな感じになりますが、知らない曲があったら聴いていってみてください。好きなものは好きだと言ったほうが長く続きますからね。
ざっくり思い出を振り返ってみる
ありふれたせかいせいふく
自分が初めてピノキオピーのことを認識したのは、うごメモで「ありふれたせかいせいふく」のPVを見たときでした。
本人のMVは下より。
小学生当時の自分は一目惚れならぬ一聴き惚れみたいな感じで、3DSのSDカードの中に入れていた曲のうちの一つになっていました。
この記事を書くにあたって今久しぶりに曲を聴いたのですが、今でも全然色褪せないですね。全然思い出補正じゃなくて安心します。
当時から今に至るまで、ピノキオピーの曲がなんで好きなのかってあまり自分でも言語化できていないしよく分かっていないんですが、どうしてなんでしょうね。不思議です。
こうやって紹介しておきながら、ピノキオピーの曲全部が自分の好みに刺さるかというとちょっと違くて、例えば「ありふれたせかいせいふく」(2012)と同時期くらいの有名曲で「腐れ外道とチョコレゐト」(2011)がありますが、こっちは当時の自分には比較的刺さらずって感じでした。もちろん別に、だからといって=「嫌い」ではないんですけどね(むしろ全然好き寄りではある)。
当時からなんとなく自分の感性に刺さる曲の特徴みたいなのがぼんやりあるんだろうなあ、って感じです。
推しの歌みたをこっそり紹介
ところで、みなさんはなんらかの曲を好きになる時、どの要素から入りますか?
歌モノだと、歌詞から入る人と曲から入る人の二大派閥がありそうですが、自分は歌詞より曲で好きになるタイプです。曲ってなんだよ、って感じですが、なんて言えばいいんでしょうね。旋律とか、フレーズとか?リズムとか?よく分かりません。
ただ、曲から入るタイプとはいえ、ピノキオピーの曲は歌詞も含めて好きなものが多いです。
ピノキオピーの曲の特徴なのか分からないんですけど、ボカロの曲の中ではMVを見たりしなくても歌詞が聞き取りやすい方な気がしていて、そういうのが理由の一つなのかなと思ったり。
あと普通に歌詞が「良い」って感じがします。いや、別に自分でも歌詞の中身を理解しているわけではないし、そもそも結構抽象的だしで、深くは語れないんですけど、なんか個人的に好みです。こんな感想しか言えない。
ありふれたせかいせいふく、曲調結構明るめですがちゃんと歌詞まで聴いてみると意外と寂しい歌詞で、小学生当時よりなんか今のほうが刺さる気がします。ボカロらしい曲。
すきなことだけでいいです
結構時間が飛びます。2016年リリースの曲らしいですね。
もうこの時期になるとあまり自分はボカロ聴かなくなってたんですけど、じゃあどうやってこの曲に出会ったのかというと、チュウニズムのおかげでした。
チュウニズム、みなさんご存知でしょうか?
そもそもゲーセンで音ゲーをやるっていう人間が、全人類の中でどれほどいるのかという話なんですが。
すきなことだけでいいです AJ!! pic.twitter.com/iFIaWoMjNa
— 文月まぐ (@luigi_0829_2) 2019年6月12日
自分も中学2年くらいまではゲーセンにある音ゲー太鼓の達人しか無いと思ってたので、そんな感じの人も多いと思います。ゲーセン行く習慣ある人がそもそもあんまりいないと思うし、音ゲーコーナーなんてわざわざ知ってないと行かないですよね?
このあたりの詳しい話は、後で別でしたいと思います。(「音楽」が好きな人は、音ゲーをやってみて欲しいという話)
まあともかく、チュウニズムにこの曲が収録されているんですよね。これが、自分とピノキオピーの再会のきっかけでした。
で、この曲もまた今聴き直してるんですが。曲はもちろん良いんですけど、歌詞がピノキオピーっぽさ全開で今の自分に刺さり過ぎで、すごい。
嬉しいわけでも悲しいわけでもないのに、なぜか泣けてくるんですよね。すきなことだけでいいです、ほんとうに。
ウソラセラ
先ほどチュウニズムの話が出たので、関連した曲です。
こちら、実はチュウニズム向けにピノキオピーが書き下ろした曲です(チュウニズムオリジナル曲)。そういうわけで、知らない人も多そうなので紹介。
これは公式の動画が無いので、Spotifyのリンクだけ貼っておきます。アルバム「HUMAN」に収録されています。「すきなことだけでいいです」の1つ前のトラックの曲。
これはいわゆる「ボカロ曲」、ではなくて本人が歌唱しています。珍しい?(最近コスモスパイスでも歌ってましたね)
コーラスにはVOCALOIDが使用されています。
チュウニズムのオリジナル曲には、基本1曲ずつ担当キャラクターがそれぞれいて、この曲は「少年A」というキャラクターのキャラソンのような曲になっています。だからといって別にキャラクターを知らないと曲が楽しめないというわけではないので、聴いてみてほしいです。
完全にボカロと関係のない余談ですが、チュウニズム古参(AIR時代)のプレイヤーにとっては結構思い入れがある人が多い曲かも。(昔はこの曲の譜面が難易度に対して比較的簡単な逆詐称譜面だったためレーティングを稼ぐことができた)
すろぉもぉしょん
曲の年代が前後してしまいました。すいません。
この曲は直接たくさん聴いていた、とかいうわけではなかったので飛ばそうと思っていたのですが、これもチュウニズムに収録されているので紹介します。
曲に対して「良い」くらいしかコメントできないのやめたいですね。この曲も、かなり好きです。ピノキオピー的。
恥の多い生涯なんて、珍しいもんじゃないし。
神っぽいな
また時代が飛びます。
言わずもがな。
これまで紹介した曲ともう比にならないくらい有名になって色んな人にカバーされて、なんかもう凄いですね。
当然ピノキオピーは元々有名ボカロPなんですが、にわかながら後方腕組みしそうになってしまいます。
最近の曲になるとピノキオピーっぽさが、だんだん濃縮・洗練されてきてるなあ~って感じますね。
逆に「神っぽいな」でピノキオピー知った、みたいな人がいたらこれまで紹介した曲もぜひ聴いて欲しいです。
最近はめっきりボカロ追ってないので、神っぽいなもVの歌ってみたで初めて聴きました。これ。
最近のボカロ事情は、ほとんど歌みたかプロセカ(をはじめとする音ゲー各種)から仕入れている老人です。
ノンブレス・オブリージュ
最近一番好きな曲。ていうか、この曲を聴いた影響でこの記事書きました。
曲名だけ聴いたことあったのですが、最近プロセカに収録されて、それでプロセカで遊んで初めて曲を聴きました。
で、プレイ中にこの曲めちゃくちゃ良くないか?となって今に至ります。
この曲を初めて聴いた翌日、脳内でずっと流れてた(←本当に誇張ではない)くらいには自分に衝撃を与えてくれた曲です。
ここまで何曲かピノキオピーの曲を紹介してきたわけなんですが、自分にとってはこの曲が一番のマスターピースに感じます。
この曲、ピノキオピーの(ニコニコ動画にある作品としては)100作目らしいです。「神っぽいな」は102作目らしいんですが、「ノンブレス・オブリージュ」のほうがかなり個人的に好み。もちろん、「神っぽいな」の方も「頓珍漢の宴」とかみたいな雰囲気があってピノキオピーらしいんですけどもね。
頓珍漢の宴もチュウニズムに収録されてます!(宣伝)
また推しの歌みた紹介
音楽が好きな人こそ、音ゲーをやると良い
タイトルの通り、ここからちょっと音ゲーの話をします。
みなさん、音ゲーって普段プレイしますか?
ボカロ関係だと、最近はプロセカがソシャゲ界の中でも影響力が頭一つ抜けてヤバくて、それでプレイしている人もちらほらいるんじゃないでしょうか。
まずは音ゲーをプレイするメリットの話をしたいです。
大きなメリットのうち一つは、自分の知らない良い曲に出会える機会ができることです。
先ほど自分もチュウニズムで久しぶりにボカロの曲を聴いたりした、みたいな話をしましたが、そういうことです。
今はボカロ特化の音ゲーのプロセカがあるので、ボカロの曲好きという人にはまずプロセカをおすすめします。
プロセカはちゃんと1曲に難易度上から下まで5つの譜面を用意してくれてるので、自分に合うやつでプレイすればいいです。EXPERTとかMASTERは別にやらなくていいです。音ゲーが得意になってきたらやりましょう。マルチも好きな難易度で遊べますからね。
プロセカに特有の話ですが、プロセカ収録曲って既存曲だけじゃなくて書き下ろし曲(公募など)もかなり多いんですよね。これが理由で、プロセカやってないと知れない曲も割とある気がしています。
ちょっとだけ好きな曲を紹介すると、こんなのとか。
「Iなんです」なんかは、つい最近の曲ですね。
ちなみに今回の記事ではピノキオピーの紹介をしたんですけど、ナナホシ管弦楽団も結構好きです。(シルプレ大好きおじさんより)
ただ、曲ももちろん良いんですけど、譜面も良かったりするんですよね。音ゲーの体験って、曲と譜面を一緒に合わせて成り立つものなので、あわよくばプロセカの譜面も一緒に楽しんで欲しいなと思います。
上で紹介した3曲のMASTER譜面は、全部個人的に気に入ってます。できると楽しい。(Iなんです以外はAP済み)
プロセカで一番好きまである曲!!
— 文月まぐ (@luigi_0829_2) 2022年10月17日
しっくおぶはうす! AP!! pic.twitter.com/JyEI9rspFN
パラソルサイダー ALL PERFECT!!!!😤😤😤😤😤🥳🥳🥳🥳🥳🥳🥳 pic.twitter.com/al0m6703RI
— 文月まぐ (@luigi_0829_2) 2022年10月2日
プロセカのオリジナル曲以外だと、ジェヘナとかフィクサーとかが好きかな。
で、ここからがある種本題(?)なのですが、プロセカでなんとなく音ゲー面白いなあと思ったらぜひゲームセンターにも寄ってみて欲しい、という話です。
アーケード音ゲーって結構色々あるんですよ。自分はチュウニズムの話をしましたが、別に入り口はなんでもいいと思います。
チュウニズムよりもポップンミュージックとかの方が刺さる人もいるだろうし、グルーヴコースターから入る人もいるはず。
ただ、アニソンとか今回紹介したボカロ楽曲とか、そういうのが多く収録されているのはセガの3機種(maimai、チュウニズム、オンゲキ)です。音ゲーを初めて最初のうちは知ってる曲で遊ぶのが一番楽しいと思うので、知ってる曲が多そうな音ゲーをやるといいと思います。
で、チュウニズムでボカロ曲とか結構遊んだら、次はウソラセラみたいなその機種オリジナル楽曲とかをプレイしてみてほしいです。歌もの、インスト色々ありますが、良い曲揃いです。知っているアーティストの曲なんかも、もしかしたらあるかも。
ボカロPとして知っている人が、違う作風で曲を出していたりとか。
とまあ、長くなってきてしまったので今回の記事はこんなところで締めたいと思います。
ピノキオピー以外の曲もたくさん紹介してしまいました。記事書いてて、自分実はまだ結構ボカロ好きなのかもという気持ちになっています。
昔よく聴いてたけど紹介してないみたいな曲はいくらでもあるので、またいつか話せたらいいかなと。
明日は文月さんの記事です!自分では海外行ったことないので楽しみです。